自分を大事にしながら働く
3日間のボランティアの中で印象に残っていることのひとつに「まず自分を大切に働こう」という意識をもってボランティアの人が働いていたことがあります。
初日にトイレに入った時、壁にこんなステッカーが貼ってあるのを見て衝撃を受けたのがきっかけです。
When was your last day off? Remember, take two days off a week.
って書いてあるんですよ!!!日本のボランティア現場でこんな文言見れるんですかね??数秒トイレで固まってしまいました…自分にはすごい衝撃的なステッカーでした。
隣のトイレに入った時には今度はこんなステッカーが。
昨日の記事でも書いたように、この団体ではまずボランティアが働く環境を整えることを大切にしているようで、なにかトラブルがあった時もきちんと対処できるようなシステムが整っていました。
ある日の朝のミーティングではベテランボランティアの女性から「今日もマインドフルに仕事をしよう!」といった内容の呼びかけがあり、それも衝撃のひとつです。
Body&Mindのクラスでよく出てきていたMindfulness(マインドフルネス)(簡単に言うと「今この瞬間を大切にすること」)をまさかこのボランティア現場で聞くとは思っていませんでした。
状況は簡単にはよくならないけど、それでも自分たちから崩れていくことがないように、と彼女は言っていました。簡単に変わらない状況だからこそ、長期戦を見越した環境づくりがきちんと行われているということなのでしょうか。
日本だと当事者のことを考えろ!とか不謹慎だ!って叩かれてしまうのかもしれないけど、でもやっぱり自分のことを一番にケアするって大事なことだと思います。実際フォルケで講演してくれる人や先生たちからもこういう発言がよくあります。
支援を続けていくには、ベストな支援を継続するにはどうするのがいいのかという視点も必要なのかもしれないなと気づかされた3日間のボランティアでした。