テーマウィーク
先週はすべての通常授業を中断して「テーマウィーク」なる授業が行われました。
全体で一つのテーマを設定し、様々なプロジェクトが展開されたこの一週間。
全生徒が普段のクラス関係なくごちゃまぜになって自分の興味に沿ってプロジェクトを選択しました。
今回の全体テーマは「Beyond the Border(Limit)」。
・演劇を通してBorderについて考え表現したチーム
・演劇を裏方として支えつつLimitになりうる標識やサインについて考えたチーム
・個人が抱える困難や未体験のことにチャレンジしたチーム
・各国のカルチャーをBorderと捉えフィールドワークなどから考えを深めたチーム
・食べ物の観点から文化交流や体が感じることについて考えたチーム
と本当にバラバラな観点からワークを行いました。
ひとつのプロジェクトに朝から授業時間いっぱい、時には自由時間を削って5日間取り組んだこの一週間はとてもとてもあっという間に過ぎてしまいました。
ここまでの生活でクラスを共にしたことがない人と一緒に作業したり。ずっと一緒にクラスを受けてきた友達と離れる時間ができたり。
いま思っていることを顕在化させる時間がなかなか取れないくらい、自分のプロジェクトに没頭していました。
だから写真が一枚もありません!!!!!!!!!
自分は演劇の裏方となるチームに参加していたのですが、久しぶりにステージを作り上げることに関われてめちゃくちゃ楽しかった。
デンマーク人も日本人もいてハンディキャップがある人もいて、5日間という短い時間の中で裏方から演劇に関わるというのは自分にとって「Limitを超える」経験になったと思います。
中学の時の部活や高校の文化祭など、かなり時間をかけて一つを作り上げる、というタイプしか経験したことがなかったのでおもしろい体験でした。
そしてひそかに嬉しかったのは、前のタームの時から自分をかわいがってくれているデンマーク人のおばちゃんと同じグループで過ごせたことです。
彼女は英語が話せない中それでもデンマーク語で積極的に話しかけてくれていて、自分も最近少しずつ分かるようになってきって、わかる数少ない単語でちょくちょく話したり、そろそろ集合時間だよって呼びに来てくれたり、見逃しそうなちょっとしたことが自分には大切な瞬間でした。
こうやって普段のクラスを超えてプロジェクトに取り組んだこと自体がもう、Limitを超えることになるんだって実感できました。
自分が選んだプロジェクトの先生LotteとAnne、全演出を担い、出演者だけでなく裏方チームにまでお花を用意してくれた先生のCarl Henrikに感謝します。
ここでの生活も残すところ後3日。
かみしめて過ごしていきたいと思います、、!!!